富士見台 岡本歯科医院

富士見台 岡本歯科医院

MENU

お知らせ・ブログ

Blog

知覚過敏

  • 2020年1月31日

近年、CMなどで知覚過敏という言葉を聞いたことがあるかもしれません。

虫歯がなく、歯茎も特別なトラブルらしきものは感じないのに、冷たいものや熱いものを飲んだり食べたりした時、あるいは歯を磨いている時や口をすすぐときに痛みを感じるのは「知覚過敏」かも知れません。

知覚過敏は、歯の象牙質の露出が原因

知覚過敏とは正式には「象牙質知覚過敏症」と言います。

歯の表面は、人体の中でも最も硬い組織の「エナメル質」で覆われていますが、様々な原因によってエナメル質が剥がれたり、歯茎が下がってエナメル質の内部にある「象牙質」が露出することがあります。

その状態で冷たいものを食べたり飲んだりすると、象牙質に小さく空いている穴(象牙細管)を通じて歯の神経に直接刺激が伝わり、瞬間的な刺激(痛み)を感じてしまいます。さらに歯の根元の象牙質は、欠けやすい「セメント質」で覆われてます。歯根部分が露出するとセメント質は刺激を受けやすくしみたり痛むようになります。

知覚過敏の原因

歯の根元の露出(くさび状欠損)

歯の根元部分はエナメル質が薄く、少し削れるだけで内部の象牙質が露出しやすい場所。歯周病、噛み合わせなどが原因で根本が露出していると知覚過敏を起こしやすくなります。

歯の摩耗

就寝中の歯ぎしりや酸蝕歯(さんしょくし)など、はの表面のエナメル質部分が摩耗して内部の象牙質が露出した場合にも知覚過敏を起こすことかあります。

噛み合わせ

歯と歯がぶつかり合う際の衝撃や力が、根本周辺のエナメル質が目に見えないクラック(ひび割れ)を起こします。

外見上は何ともないように見えても、内部の象牙質に刺激を伝える状態になり、知覚過敏を起こすことがあります。

知覚過敏セルフチェック

知覚過敏は冷たいものを飲んだり食べたりする以外にも様々な刺激で発症します。皆さまにはこんな症状はございませんか?ひとつでも当てはまったら検診を受けましょう。

・冷たいものがしみる

・甘いものやすっぱいものがしみる

・歯ブラシを当てると歯が痛む

・歯の付け根を爪で押すと歯が痛む

・歯肉が下がって歯の付け根が見える

・歯が長くなったように見える